バリケン島(2004/07/24)

7月の定例活動に参加したときの様子です。

※バリケン島での定例活動の予定については「TRネットホームページ」の「バクの流域活動」のページをご覧ください。

●作業前のバリケン島とカニ島。


●作業開始の14時前にバリケン島に到着。するとそこにはカニ島で網を片手に遊ぶ子供たちの姿がありました。
前回も書きましたが、確実にここが子供たちの遊び場(=生きものの賑わいと触れ合う場)として定着しつつあるようです。ここに張り付き、お世話しているものとしてはとてもうれしく思います。


●活動時間がちょうど一番暑い時間帯なので水族館で展示する生きものたち、そして活動&立ち寄るする人のために、この日はテントを設置しました。


●この日も午後4時頃が一番潮が引く時間で潮時が悪く、生きもの調査ではあまり多くの種類を捕獲することが期待できなかったのですが、Nさんとその釣り仲間の方が午前中から水族館展示用の生きものを捕まえてきてくださいました。(水槽の中にはマハゼ、セイゴ(スズキの幼魚)、テナガエビがいます)


●さらにはNさんの釣り仲間の方が数日前に捕まえたというクサガメの子供も登場。
ミドリガメの名前で売られ、買ったはいいが飼いきれずに放棄されたミシシッピーアカミミガメがはびこる中、どっこい生きてる在来のクサガメは貴重な存在です。
※カメの寿命は数十年単位です。一時の衝動では結局飼育放棄してしまうことになりますので、責任を持って飼うにはそれなりの覚悟が必要です。


●この日はTVK(テレビ神奈川)が撮影に来ていました。
この撮影クルーは鶴見川をテーマとした映像を撮影中で、源流から河口、支流に至るまで各地での活動を長期にわたって撮影して回っていて、今ではすっかり顔なじみになりました。


●この日の主な作業としては、ゴミ拾い、カニ島の通路の草刈り、バリケン島のガマ、オオブタクサ刈り、川岸の下へ延びすぎたヤナギやニレの枝の剪定(増水時に障害物とならないようにするため)を行いました。


●先月立ち寄ってくれた生きもの大好き親子が今月は活動に参加してくれました。こうやって「ここ」を好きになってくれる人、特に親子が増えてくれるのはうれしいことです。


●またまた生きもの大好きっ子現る。お父さんと一緒に自転車でツーリング中、たまたま通りかかった時に水槽の中の魚を発見。「あっ魚がいる!!」っと、強引にお父さんを引き止めて水槽にかぶり付き。
水族館の生きものを観察後、そのままバリケン島〜カニ島周辺で生きもの探しに夢中になり、りっぱなクロベンケイガニを捕まえ、記念撮影。
来月は先の親子のように活動に参加してくれるとうれしいですね。


●常連のおじいさんとお孫さんもやってきてくれました。常連さんの姿を見るとなんだかほっとしますね。
現在の社会システムは、思春期から成人し、早くて家庭を持ち、子供が産まれ外に出られるまで、遅くて子育てが終わるまでの間、人間以外との生きものとの接触から遠ざかる方向に偏っており(それから外れた人間は変人扱いですね。なお、このシステムはお上から押し付けられた制度上の問題ではなく、私たち一般市民自らが選択し、作り出したものなのです)、この子が将来「虫めづる姫君(※)」とまでは言いませんが、こうして生きものと触れあって過ごした記憶を頼りに自分の暮らす足下の大地に戻ってきて、他の生きものたちと共に暮らすことを選択してくれることを願います。
※虫めづる姫君:平安時代に編纂された短編集「堤中納言物語」に収録された短編の1つ。毛虫など、人が嫌う種類の虫たちをあえて愛情をもって飼育するなど、上辺に偏りがちな世間の常識に唯々諾々と従属することなく、本質を求める生き方を貫く姫君の物語。「となりのトトロ」で有名な宮崎駿さんが「風の谷のナウシカ」を書くあたってヒントを得た作品でもあります。


●潮の具合は悪かったのですが、Nさんと、投網の使えるようになった若手の頑張りでハゼの仲間、ビリンゴを捕まえることができました。(投網にはブラックバスもかかったのですが... ;_;)


●作業終了間際、流域センターで開催予定の流域に暮らすカニたちを集めた特別展に展示するためのアカテガニ(アカテガニといえば三浦半島が有名ですが、鶴見川にも細々とではありますがアカテガニが命をつないでるのです!!)の捕獲が必要だったことに気づき、急きょK氏が捕獲に出動。30分程して無事捕まえて戻ってきました。(バケツの中にはアカテガニ以外の種類もいます)


●この日の作業で集まったゴミと刈り取ったガマ。
※このゴミは勝手にまとめて置いている訳ではなく、鶴見川を管理している国交省京浜河川事務所との取り決めで後日回収していただけることになっています。


●作業後のバリケン島とカニ島。


●こうして無事作業も終わり、地元の人たちも加わりビールを片手に労をねぎらいあいました。

※みなさんに見ていただくために捕獲した生きものたちは、作業終了後「鶴見川流域センター」内の流域水族館へ展示するためのものを除いてはもとの場所に返しています。

以上


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