2004/11/27 鶴見川源流〜多摩よこやまの道(その1)

この日は12月23日(祝)に行われる「いるか丘陵とことん巡り−多摩の横山編 II−」の下見のために、鶴見川源流域にある小山田バス停から田中谷戸〜野中谷戸〜小田急線唐木田駅〜多摩よこやまの道〜多摩東公園〜京王線若葉台駅まで歩いてきましたので、そのときの様子を紹介いたします。

●小山田バス停から正山寺尾根を望む
紅葉した木々と快晴の青空のコントラストがとってもすてきです。


●田中谷戸の風景
鶴見川源流の谷戸である田中谷戸の風景です。左側の正面には「鶴見川源流泉のひろば」があります。


●野中谷戸奥の風景
鶴見川源流域を構成する谷戸の一つ、野中谷戸の最深部付近の風景です。


●西山中(谷戸の名前です)の風景
こちらも鶴見川源流域を構成する谷戸の一つ、西山中の風景です。


●山中谷戸の風景
こちらも鶴見川源流域を構成する谷戸の一つ、山中谷戸の風景です。


●都道155号線脇の不法投棄の現状
野中谷戸から唐木田に通じる都道155号線という道路が有るのですが、多摩ニュータウンという都市に隣接した緑地の常で、不法投棄が後を絶ちません。写真に出ているのはまだいいほうで、もっとひどい場所もあります。
不法投棄防止の柵の内側に平気で粗大ごみを捨てて行くのですからねぇ。人の心の浅ましさに泣きたくなります。(T_T)


●鶴見川流域から分水嶺の尾根を越えた多摩川流域側(多摩ニュータウン)の風景
 今まで紹介した谷戸の風景とは一変します。


●小田急多摩線唐木田駅
この日歩いた多摩よこやまの道を始め、都立小山田緑地や鶴見川源流域など、駅からすぐ自然の中を散策できるので、ウォーキングや自然観察が好きな人にはとても便利な駅です。


●唐木田駅周辺のランドマークとなっている大妻女子大と多摩清掃工場。下は小田急の唐木田車庫です。


●多摩よこやまの道入口にある案内板

(画像をクリックするとコース図が表示されます)
「よこやま」の語源は、万葉集に以下の句が掲載されており、古くは多摩丘陵は多摩の横山と呼ばれていたことによります。

万葉集巻第二十第四四一七

「赤駒(あかごま)を山野(やまの)に放(はが)し捕(と)りかにて多摩の横山徒歩(かし)ゆか遣(や)らむ」

詠み人:武蔵国豊島郡の上丁(かみつよほろ)椋椅部(くらはしべの)荒虫(あらむし)の妻 宇遅部黒女(うじべのくろめ)

句の意味は、防人に借り出される夫のために、せめて馬で移動してもらいたいと思い馬を放牧していたが、馬に逃げられてしまい、結局徒歩で送り出さなければならなくなった妻の嘆きを表わしています。100%手弁当で強制的に防人として送り出されていた当時の人々のことを思うと胸が痛みます。

また、なぜ「横山」なのかというと、一説には南北方向に走る多摩川の「縦」に対して、東西に走る多摩丘陵の尾根を「横」と表したことによると言われています。



●当時の国府と鎌倉古道の配置

(画像をクリックすると拡大画像が表示されます)


●散策路の脇でお茶が花を咲かせていました
昔の農家は自分のところで飲むお茶は自分で作っていたので、ところどころにお茶の木が残っています。

私の自宅でも子どもの頃はお茶や豆腐は自分の家で作っていました。

花や実を見るとお茶はツバキやサザンカの仲間だとわかりますね。



都立小山田緑地と多摩よこやまの道の分岐点
都立小山田緑地もとてもすてきな場所なので、ぜひ一度足を運んでください。m(__)m


●散策路脇にあるこの地の歴史についての案内板
このあたりは万葉集の編纂される以前から激動の鎌倉時代終焉期にかけての歴史的な史跡が数多く残っており、自然だけでなく、歴史も楽しみながら歩ける場所です。(最近は幕末、新撰組の頃の史跡がクローズアップされていますね)

この案内板は小山田緑地との分岐点にある小山田氏についての解説で、他にも鎌倉古道や、鎌倉時代の終焉となった分倍河原の合戦を始めとする新田義貞軍と北条氏の戦の跡などの解説が随所に設置されています。



●小山田緑地への分岐から少し行ったあたりの様子
天候にも恵まれ、とても心地よい風景です。


●生きものについての案内板
歴史だけでなく、このあたりに暮らす生きものたちについて解説した案内板もあります。


●唐木田から国士舘大学までの区間は遊歩道と一般の道路を出入りする形になっており、特に一般道から遊歩道へ入るところの案内板を見落としてしまうととんでもないところへ出てしまうのでご注意ください。


●多摩よこやまの道の脇を通る尾根幹線と呼ばれている道路


●結道上の見晴らしポイント
 鶴見川支流結道川の流れる結道と呼ばれる大きな谷戸の上に当たる場所からの眺め。かすんでいてよくわからないかと思いますが、鶴見川源流域の大緑地帯の向こうに丹沢の峰々、そしてその向こうに雪を戴いた富士山が見えます。

(画像をクリックすると拡大画像が表示されます)


●鶴見川流域と多摩川流域のコントラスト
向かって道路右側が鶴見川流域で、左が多摩川流域です。

その2へ続く


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