2006/01/22 雪の相原〜ラッテ

この日は前の日に降った雪の雑木林を歩きに行ったのですが、ただ歩くのも面白くないので私のお気に入りのコースの1つ、JR横浜線相原駅から雑木林の中の山道を約1時間半歩いたところにある「町田あいす工房ラッテ」までイタリアンジェラートを食べに行きました。
寒い時期、しかも雪の降った直後にアイスを食べに行くのですから酔狂ですよね(開店直後に現れ、しかもダブルを注文したんで店の人も「えっ」って顔してましたが...笑)。でも1時間半ほど雪道を歩いて体が温まったところで食べるアイスは結構いけますよ。
また、コース全部ではありませんでしたが、ケモノ以外誰も歩いていないバージンスノーの山道を、雪を踏みしめるときの独特の感触に浸りながら歩くのはとても気持ちよかったですし、エナガというかわいい小鳥の群れに遭遇し、じっとしていると私のことを恐れることなく私の周りを飛び回ってとても幸せな気分にしてくれました。そんなこんなでデスマで疲れた心と体がリフレッシュされたウォーキングでした。

●雪と青空のコントラスト
この日一番印象に残ったのは雪の白さと快晴の空の青さのコントラスト。ほんとにこの素晴らしさをなんと言い表したらよいのか言葉が浮かびませんでした。


●雪の陽田川源流域
陽田川は武蔵の国と相模の国を分ける境川の支流です。境川の「境」は国の境を意味しますが、1594年(文禄3年)の太閤検地で武蔵の国と相模の国の境がこの川に決められる前は「高座川(たかくらがわ)」または「田倉川」と呼ばれていたそうです。では太閤検地以前の国の境がどこだったかというと、この日歩いた境川と多摩川や鶴見川との分水嶺の尾根だったそうです。


●お気に入りの構図
落葉樹の梢と快晴の青空。私のお気に入りの構図です。


●バージンスノーの山道
ケモノ以外誰もまだ歩いていないバージンスノーの山道。大好きな雪を踏みしめるあの感覚もより嬉しく感じます。


●ケモノの足跡
雪の上にはケモノの足跡が...
サイズから考えてキツネだと嬉しいのですけどね。開発の進む今の多摩丘陵において、タヌキのように人間生活の中にうまく入り込めないキツネは絶滅してしまうのではないかと心配しています。


●ヤマザクラの巨木
多摩丘陵の尾根道ではヤマザクラの巨木を見かけます(根元にあるのはザックです)。昔ここを往来していた人たちにとって何か意味があり、大事にされていたのかもしれませんね。


●フユシャクの仲間?
フユシャクと呼ばれる冬に活動する変わった蛾の仲間がいるのですが、たぶんその仲間だと思われます。

ちなみにもしこの子がフユシャクの仲間の場合、この個体は♂です。なぜなら♀は羽を持っていないから。♀は木の幹に止まってフェロモンを放出し、♂はそれを頼りに♀に出会い、交尾して命を次の世代につないでいるのです。


●町田側の雑木林と八王子側のノッペラ丘
この日歩いた山道は境川流域と多摩川流域の分水嶺の尾根の上を通っていて、そこが町田市と八王子市との境にもなっています。その行政境を境に風景は180度違っています。下の写真の左側が境川流域である町田市側の雑木林。右側が多摩川流域である八王子市側のジブリの映画「平成たぬき合戦ぽんぽこ」でいうところの「ノッペラ丘」。町田市側は境川の源流域であるためそこを潰してしまうと川を殺してしまうことになり、下流の人たちに迷惑がかかるということもあって開発を抑えてきましたが、八王子市には高尾や陣馬などの山々を抱えているのでこのあたりは緑地として保全する価値を持たないのでこんなことが起こります。
私が自然の保全活動に関わるようになった理由は「平成たぬき合戦ぽんぽこ」でタヌキたちが味わった自分のお気に入りの場所が次々と「ノッペラ丘」に変わってしまうのを目の当たりにしたからでもあります。
ちなみにここに写っている現在「八王子みなみ野」と呼ばれているノッペラ丘は、私が今の場所に越してきた当時は宇津貫というすてきな谷戸が広がっていました。


●七国峠
鎌倉古道と呼ばれる鎌倉時代に北関東の武士たちが「いざ鎌倉」というときに鎌倉へ駆け登るのに使った道の一つです。近代では北関東で生産された生糸を輸出する横浜港まで運ぶ絹の道として利用されました。

実は八王子側には七国という地名を付けた区画がありますが、「ノッペラ丘」を作るために峠道自体を八王子市自らが町田市との行政界で寸断しています。皮肉なことですね。


●お大日様
七国峠の脇にあるピークの上にある「お大日様」と呼ばれている大日如来。
ここへ上る階段が日ごろ運動不足の身にはちょっとキツイです (^_^;)


●大日如来の脇にある「七国山関七州見晴台跡」の碑
今は木が茂っていて見渡しが悪いですが、昔は七つの国が見渡せたことから名付けられたものと思われます。

町田市内には他に七国山という山がありますし、狭山丘陵には八国山という場所があります。「となりのトトロ」の中で七国山病院という名前が出てきますが、このことからトトロの舞台は狭山丘陵か多摩丘陵だと言われています。(宮崎さん自身は狭山丘陵の保全活動に関わられているので狭山丘陵のほうが可能性が高いですけどね)


●東京家政学院大学
尾根道のどん詰まりを下りると谷戸の出口に目印の東京家政学院大学が見えてきます。目指すラッテはそのすぐそばです。


町田あいす工房ラッテ
目的地のラッテに到着。ここでは町田市内にある牧場でとれた牛乳を使ってアイスを作っています。


●お目当てのアイス!!
この日は「しぼりたてミルク」と「アマレナ」のダブルを頼みました。全部で20種類くらいあるので、いつか全種類制覇を狙ってます (^_^;)


東京みるく工房ビュア
ラッテに併設されている「東京みるく工房ビュア」。ここでは同じく町田産の新鮮な牛乳やユーグルトが作られ、直販も行われています。
この日はヨーグルトとハーブクッキー、それと近くにある障碍者の作業所で作られたキツネのキーホルダーを購入。


●目印の子牛の置物
東京みるく工房ビュアの入り口にある子牛の置物。とてもリアルでかわいく作られていて、ここでの私のお気に入りの一つでもあります。



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