福島田島:鴫沼(2006/09/17)

翌日、お互い水辺の生きもの大好きのUさんと私は、近くにある「鴫(しぎ)沼」という沼へ生きもの調査(要は胴長着て網を持って水辺をガサガサ... ^_^;)」に行きました。

自分の住んでいるところと生物相が違うのと、新しい発見があったりして十分満足できました。

※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。

鴫沼の様子

沖に見える草原は島ではなく、浮島です。

調査(^_^;)風景



ペンションの管理人さんの話では、誰かがここにソウギョを放したらしく、ソウギョによる食害(既存の生きものたちが食べ尽くされる)が心配されましたが、調査の結果ヨシノボリを始め、多くの生きものに出会うことが出来、ほっとしました。
出会った生きものは以下のとおりです。

【水棲生物編】

●ヨシノボリsp(ハゼ科 ヨシノボリ属)

心配されたヨシノボリ。今年生まれのおチビさんもたくさん捕まりました。繁殖がうまくいっているということで安心ですね。


●ギンブナ(コイ科 コイ亜科 フナ属 学名:Carassius gibelio langsdorfi)


●タモロコ(コイ科 バルブス亜科 タモロコ属 学名:Gnathopogon elongatus)


●ツチガエル(アカガエル科 アカガエル属 学名:Rana rugosa)


●ウシガエル(アカガエル科 アカガエル属 学名:Rana catesbeiana)のオタマジャクシ


●コサナエ(サナエトンボ科 コサナエ属 学名:Trigomphus melampus)のヤゴ


●ヤブヤンマ(ヤンマ科 ヤブヤンマ属 学名:Polycanthagyna melanictera)のヤゴ


●ショウジョウトンボ(トンボ科 ショウジョウトンボ属 学名:Crocothemis serviana)のヤゴ


●コオイムシ(コオイムシ科 コオイムシ属 学名:Appasus japonicus)

よく見ていただけるとわかりますが、二回りほど小さいコオイムシを食べている最中です。
すぐに襲いかかってしまうのでコオイムシは小さな生きものとは一緒にしない方がいいようです。(昨日の調査の時もヤゴが食べられていた)


●ミズカマキリ(タイコウチ科 ミズカマキリ属 学名:Ranatra chinensis)


●ヒルの仲間

驚きの発見。おなかの中央に何か塊があるなと見ていたら、それが花びらが開くように伸びるのをUさんが発見。じつはこの塊はヒルの子どもたちなのでした。
推測するにこのヒルの仲間は産んだ卵をおなかに抱え、卵から子どもが孵った後もある程度の大きさになるまでそのまま抱えて外敵から子どもたちを守っているようです。ヒルがこんな生態をしているとは驚きそしてちょっと感動でした。
この写真では子どもたちは縮まっていますが、体を伸ばして広がった姿はちょっとエイリアンっぽくて苦手な人には耐えられないかも (^_^;)



水辺の生きもの調査の後は沼の周りを散策しました。

【植物編】

●ツリフネソウ(ツリフネソウ科 ツリフネソウ属 学名:Impatiens textori)


●ミソハギ(ミソハギ科 ミソハギ属 学名:Lythrum anceps)


●サワギキョウ(キキョウ科 ミゾカクシ属 学名:Lobelia sessilifolia)


●ツルニンジン(キキョウ科 ツルニンジン属 学名:Codonopsis lanceolata)


●ツリガネニンジンの仲間(キキョウ科 ツリガネニンジン属)


●アキノキリンソウ(キク科 アキノキリンソウ属 学名:Soridago virgaurea ssp. Asiatica)


●ミヤマママコナ(ゴマノハグサ科 ママコナ属 学名:Melampyrum laxum var.nikkoense)


●アケボノソウ(リンドウ科 センブリ属 学名:Swertia bimaculata)


●サラシナショウマ(キンポウゲ科 サラシナショウマ属 学名:Cimicifuga simplex)


●ウスノキ(ツツジ科 スノキ属 学名:Vaccinium hirtum)


【その他編】

●シータテハ(タテハチョウ科 ヒオドシチョウ族 学名:Vaccinium hirtum)

ザックに染み込んだ汗の塩分を求めてやってきたようです。


●ニホンカナヘビ(カナヘビ科 カナヘビ属 学名:Takydromus tachydromoides)

ほぼ最大サイズに近いりっぱな個体でした。



鴫沼から帰るとペンションでオーナーたちが何かの幼蛇(ようだ:「フォースの力を信じなさい」ではない(笑))を捕まえていました。調べて見たところ、親とは似ても似つかぬ模様ですが、アオダイショウの幼蛇と判明しました。

●アオダイショウ(ナミヘビ科 ナメラ属 学名:Elaphe climacophora)の幼蛇

模様がマムシに似ています。敵に狙われやすい時期をやりすごすための擬態の一種なのかもしれません。



つづく

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